パエリアは、サフランの黄金色と魚介の旨味が凝縮した、見た目にも華やかなスペインの代表料理ですね。
「お米がベチャッとする」「芯が残りすぎる」といったお悩みを解決し、お家でカリッとお焦げ(ソカラ)まで楽しめる本格パエリアの作り方を伝授します。
1. 成功を左右する「3つの鉄則」
作り始める前に、この3点だけは心に留めておいてください。
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お米は洗わない: 表面の澱粉を残すことで、スープをしっかり吸わせ、パラッとした食感に仕上げます。
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一度入れたら混ぜない: 炊飯中にかき混ぜると粘り(粘性)が出てしまい、リゾットのようになってしまいます。
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火加減のコントロール: 最後の一押しで美味しい「お焦げ」を作ります。
2. 準備する材料(2〜3人前)
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お米: 2合(できれば粒の短い日本米、あれば長粒種)
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魚介: 海老、あさり、ムール貝、イカなど(お好みで)
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ベース: 鶏もも肉、玉ねぎ、パプリカ、ニンニク
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スープ(黄金比): * お湯:400〜450ml
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サフラン:ひとつまみ(なければターメリック+パプリカパウダーで代用可)
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コンソメ:1個
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塩:小さじ1/2
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3. 調理ステップ:旨味を重ねる工程
① 具材の「焼き付け」と「旨味抽出」
パエリア鍋(または底の広いフライパン)にオリーブオイルを熱し、海老や鶏肉を焼きます。ここで完全に火を通す必要はありません。 表面に焼き色がつき、オイルに具材の香りが移ったら一度取り出します。
② ソフリット(ベース作り)
同じ鍋でみじん切りのニンニクと玉ねぎを炒めます。玉ねぎが透き通り、旨味が凝縮した状態を目指します。
③ お米を「コーティング」する
洗っていないお米を投入し、オイルをしっかり纏わせるように炒めます。お米が少し透き通ってきたらOKです。
④ 炊き込み(15分〜20分)
温めておいたサフランスープを注ぎ、取り出しておいた具材をバランスよく配置します。
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強火(2〜3分): 全体を沸騰させます。
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弱火(12〜15分): 蓋をせず(またはアルミホイルで軽く覆い)、水分を飛ばしながらじっくり炊きます。
⑤ 仕上げの「ソカラ(お焦げ)」作り
水分がなくなってきたら、最後に30秒〜1分ほど中火にします。「パチパチ」という音が聞こえてきたら、お焦げができている合図です。火を止め、ふきんをかけて5〜10分蒸らせば完成!
4. プロの仕上がりにするワンポイント
レモンを添える: 食べる直前にレモンを絞ると、魚介の臭みが消えて味が引き締まります。また、彩りとしてパセリを散らすと一気にレストランのような見た目になります。
パエリアは、鍋ひとつで完結する「おもてなし」の最強メニューです。香ばしい香りがキッチンに広がると、それだけで気分が上がりますよ。